ゆうパケット・ネコポス・クリックポストの違い|ネットショップの小さい荷物の発送方法と使い分け

結論から言えば、ネットショップの小さい荷物は「厚さ3cmまでならゆうパケット・クリックポスト・ネコポス、それを超えたらゆうパック(宅配便)」と考えると迷いません。2026年10月からは日本郵便の通常料金が変わり、ゆうパケットは厚さに関係なく一律360円、クリックポストは240円になりました。ただし法人契約の料金は、今も厚さごとに分かれています。筆者は日本郵便と法人契約をして、ゆうパケット・ゆうパック・クリックポストを中心に使い、一部の商品だけ厚さの都合でネコポスを使っています。

筆者はAmazon・楽天市場・メルカリShops・自社ECの4店舗を運営しており、発送はアルバイトスタッフが担当しています。この記事では、小さい荷物の発送方法の違いと、実際の使い分け方、契約や運用で気をつけている点をまとめます。

ゆうパケット・クリックポスト・ネコポスの違いは?

3つとも、郵便受け(ポスト)に届く小さな荷物向けの発送方法です。主な違いは次のとおりです(2026年10月1日以降)。

項目 ゆうパケット クリックポスト ネコポス
会社 日本郵便 日本郵便 ヤマト運輸
料金(通常) 一律360円 240円 契約による(上限385円)
大きさ 3辺合計60cm以内・長辺34cm以内・厚さ3cm以内 3辺合計60cm以内・長辺34cm以内・ポストに入ること 3辺合計60cm以内・長辺34cm以内・厚さ3cm以内
重さ 1kgまで 2kgまで 1kgまで
出し方 郵便局・ポストなど ポストに投函のみ 営業所・集荷
使える人 個人・法人 個人・法人(ラベルを自分で印刷して支払う) 法人契約が必要

日本郵便の料金改定(2026年10月1日実施)で、ゆうパケットはそれまでの厚さ1cm・2cm・3cmの3段階(250円・310円・360円)が一律360円に、クリックポストは185円から240円に変わりました。クリックポストは窓口での差し出しがなくなり、ポスト投函のみになっています。ネコポスは一度廃止の方針が出ましたが、2025年2月から法人向けに提供が続いています。料金や条件は変わることがあるため、各社の公式サイトで最新の内容を確認してください。

なお、ここでの料金は一般の通常料金です。法人契約の料金は契約内容で決まり、筆者の契約では、ゆうパケットは今も厚さ1cm・2cm・3cmごとに料金が分かれています。

筆者はどう使い分けている?

筆者が日本郵便で主に使っているのは、ゆうパケット・ゆうパック・クリックポストの3つです。

  • ゆうパケット:厚さ3cmまでの小さい商品の基本
  • クリックポスト:ポストに入る大きさなら使える。2026年10月から厚さの決まりが「ポストに入ること」に変わり、重さも2kgまでに広がった
  • ゆうパック:厚さや大きさが小さい荷物の条件を超えるもの
  • ネコポス:一部の商品だけ。厚さの都合で、その商品はネコポスで送る方が合っているため

「基本は1社にまとめ、条件に合わないものだけ例外にする」と決めておくと、スタッフが迷わずに済みます。

日本郵便と法人契約するメリットは?

日本郵便と法人契約すると、発送数などに応じて通常より安い料金で契約できます。筆者が契約して知ったのは、集荷に来てもらうか、自分たちで郵便局に持ち込むかで料金が変わることです。

筆者は持ち込みで契約しています。郵便局まで荷物を運ぶ人(ドライバー)が必要になりますが、その分、送料を安く契約できています。集荷にするか持ち込みにするかは、送料の差と、運ぶ人の手間・人件費を比べて決めるのがおすすめです。

なお、法人契約には年間の発送数などの条件が付くことがあります。筆者がAmazonのFBAより自己発送を選んでいる理由の一つもここにあります。詳しくはAmazon FBAと自己発送はどっちがいい?で書いています。

配送方法はどうやって決めている?

注文ごとに人が配送方法を考えていると、時間がかかるうえに間違いが起きます。筆者は、受注を管理しているシステム(GoQシステム)に配送方法の決め方を組み込んで運用しています。商品や数量の条件に合わせて、配送方法が自動で振り分けられる仕組みです。

スタッフには、システムの使い方と、配送方法がどう決まるかを説明しています。スタッフは振り分けられた方法で送り状を出して梱包するだけなので、判断に迷う場面が減ります。発送をスタッフに任せるときの役割分担はEC発送をアルバイトに任せるにまとめています。

発送方法でよくある失敗は?

筆者のところで起きやすいのは、ゆうパケットの数が合わないことです。

法人契約のゆうパケットは、厚さ1cm・2cm・3cmで料金が分かれています。そのため、差し出すときに厚さごとに分けて数える必要があり、この区分けで数え間違い(計算ミス)が起きることがあります。一般の通常料金は2026年10月から一律になりましたが、法人契約では厚さの区分が残る点に注意が必要です。

ほかにも、次のような点は事前に決めておくと失敗を防げます。

  • 厚さがぎりぎりの商品は、梱包した状態で厚さを測ってから発送方法を決める
  • 商品ごとに発送方法をシステムに登録しておき、スタッフが毎回判断しないようにする
  • 料金改定があったときは、送料の設定(お客さまに表示している送料)も見直す

よくある質問

Q. 個人でもネコポスは使えますか?

A. ネコポスは法人契約が必要です。個人で小さい荷物を送るなら、ゆうパケットやクリックポストが使いやすいです。

Q. ゆうパケットとクリックポストはどちらが安いですか?

A. 2026年10月以降の通常料金では、クリックポスト240円、ゆうパケット360円で、クリックポストの方が安くなります。ただしクリックポストはポスト投函のみで、ラベルを自分で印刷して支払う必要があります。法人契約のゆうパケットは厚さごとの料金になるため、発送数が多い場合は契約料金も含めて比べてください。

Q. 発送をまとめて外に任せる方法はありますか?

A. 発送代行(物流代行)を使う方法があります。費用の内訳と選び方は発送代行の費用と選び方にまとめています。

まとめ:基本の発送方法を決めて、例外だけ分ける

  1. 厚さ3cmまでならゆうパケット・クリックポスト・ネコポス、超えたらゆうパック
  2. 2026年10月から、通常料金ではゆうパケットが一律360円、クリックポストは240円・ポスト投函のみに(法人契約のゆうパケットは厚さごとの料金のまま)
  3. ネコポスは法人契約が必要。厚さの都合で合う商品だけ使う
  4. 日本郵便の法人契約は、集荷か持ち込みかで料金が変わる
  5. 配送方法は受注管理のシステムに組み込み、スタッフが判断しなくて済むようにする

小さい荷物の発送は、1件あたりの差は数十円でも、件数が増えると月の送料に大きく響きます。基本の方法を1つ決め、例外のルールだけを明確にしておくのが、ミスと送料を同時に減らす近道です。

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